マルクスのアクチュアリティ
マルクスを再読する意味
- 四六判上製
- 272頁
- 2500円+税
- ISBN 978-4-7877-0609-6
- 2006.10.20発行
- [ 在庫あり ]
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紹介文
21世紀のマルクスは、権威として祭り上げられた20世紀のマルクスではなく、19世紀のマルクスでなければならない。未完成の作業に従事し悪戦苦闘を続けていたマルクスの歴史的、思想的コンテクストを多角的に検証するなかから、21世紀におけるマルクス再読の意味を考える。
目次
第一章 二一世紀にマルクスを再読する意味
第二章 「世界を変革すること」と「解釈すること」
第三章 歴史のアクチュアリティについて
第四章 社会の建築術--「土台と上部構造」という隠喩の系譜
第五章 重層的決定と偶然性--あるいはアルチュセールの孤独
第六章 新しい「帝国」概念の有効性--ハートとネグリの『帝国』をめぐって
第七章 ドイツ初期社会主義と経済学
第八章 マルクスとエンゲルスの経済学批判
第九章 自由時間とアソシアシオンの経済思想
第十章 二〇世紀のマルクス論
第十一章 世紀転換期のマルクス研究--一九九八年から二〇〇三年まで
第十二章 唯物論と自然主義をめぐって--二〇〇四年のマルクス