ビジュアル版 古墳時代ガイドブック

シリーズ「遺跡を学ぶ」別冊04

ビジュアル版 古墳時代ガイドブック

  • 若狭 徹/著
  • A5判
  • 96頁
  • 1500円+税
  • ISBN 978-4-7877-1330-8
  • 2013発行
  • [ 在庫あり ]
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書評・紹介

紹介文

3世紀中頃から350年にわたって、日本列島に多数の前方後円墳が造られた。 世界でも稀にみる巨大墳墓はなぜ造られ、いかなる社会的役割を負っていたのか。 ヤマトと地方の王の関係、生産システムやムラの実態、東アジアとの交流などをビジュアルに解説する。

目次

01 はじまりは卑弥呼から
02 古墳文化のプロローグ
03 古墳のかたちの意味をさぐる
04 外形と埋葬施設のモデルチェンジ
05 時代をうつす副葬品
06 巨大前方後円墳の移り変わり─1
07 巨大前方後円墳の移り変わり─2
08 埴輪とは何か
09 前方後円墳の実像
10 ヤマトの王と地方の王
11 さかんな東アジアとの外交
12 渡来技術と手工業
13 古代にもあった韓流ブーム
14 居館と水利
15 明らかになったムラの実態
16 古墳時代人の暮らしぶり
17 広がる小区画水田
18 寒冷化と神への祈り
19 海民の考古学
20 古墳時代の社会景観
21 最後の古墳、古墳の周辺
22 まとめ──古墳時代の社会をめぐって
古墳時代を知る博物館と史跡公園

著者紹介

若狭 徹(ワカサ・トオル)

1962年、群馬県生まれ。
明治大学文学部史学地理学科考古学専攻卒業。
旧群馬町教育委員会で埋蔵文化財行政、国史跡保渡田古墳群の整備、かみつけの里博物館の建設・運営に携わる。高崎市教育委員会文化財保護課長を経て、現在、明治大学文学部教授。博士(史学)。
濱田青陵賞、藤森栄一賞、古代歴史文化賞を受賞。
主な著作 『古墳時代東国の地域経営』『前方後円墳と東国社会』『東国から読み解く古墳時代』(吉川弘文館)、『埴輪─古代の証言者たち』(角川ソフィア文庫)、『埴輪は語る』(ちくま新書)、『古墳時代の地域社会復元 三ツ寺I遺跡』『ビジュアル版 古墳時代ガイドブック』(新泉社)、『もっと知りたいはにわの世界』(東京美術)ほか。

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