A5判
142頁
1200円+税
ISBN978-4-7877-1211-0
世界の見方、個の選択
シリーズ 時代を考える

高橋和夫、三井美奈、松尾秀哉、森分大輔/著

【目次】
1〈講演〉激動する中東情勢を読み解く  高橋和夫
新しい時代を象徴するメディア、ユーチューブ
アメリカによるビンラーディン殺害作戦
ビンラーディン殺害とアフガニスタンからの撤退
パキスタンという国
「アラブの春」の意味するもの
「アラブの春」は広がるのか
日本は何をするべきか
【学生との対話】

2〈講演〉安楽死を問う  三井美奈
安らかな最期を迎えたいという願い
安楽死をめぐる議論
オランダの安楽死に関する法律
オランダの安楽死の実際
オランダの安楽死議論の歴史と背景
安楽死を認めるため、社会に必要なこと
安楽死合法化について各国の反応
日本社会と安楽死
【学生との対話】

3〈寄稿〉ベルギー政治危機からデモクラシーを考える  松尾秀哉
ベルギーの政治危機
多民族国家の「合意型デモクラシー」
フランドルとワロンの対立の背景
民族対立の裏に隠された「自由」対「平等」の対立
合意型デモクラシーの限界

4〈寄稿〉安楽死と「自分の存在」  森分大輔
自分の存在
「自分のもの」という思考
個人の繋がり

「アラブの春」にみられる緊迫した中東情勢、オランダを事例としての安楽死法をめぐる問題などから、混迷する現代世界の「見方」と未来への個の「選択」を模索する。

【著者紹介】

高橋和夫(たかはし・かずお)
評論家、放送大学教授
福岡県北九州市生まれ。大阪外国語大学ペルシア語科卒業。コロンビア大学国際関係論修士。クウェート大学客員研究員などを経て現職。専門は中東研究、国際政治
主な著書 『なるほどそうだったのか!!─パレスチナとイスラエル』(幻冬舎)、『アメリカのイラク戦略─中東情勢とクルド問題』『アメリカとパレスチナ問題─アフガニスタンの影で』(以上、角川書店)『現代の国際政治─9月11日後の世界』『第三世界の政治─パレスチナ問題の展開』『世界の中の日本』(共著)(以上、放送大学教育振興会)ほか

三井美奈(みつい・みな)
読売新聞社記者
1967年奈良県生まれ。1989年一橋大学社会学部卒業、読売新聞社入社。社会部、国際部、ブリュッセル支局特派員、エルサレム支局長、ハーバード大学日米関係プログラム客員研究員、国際部デスクを経て、現在はパリ支局長
主な著書 『安楽死のできる国』『イスラエル ユダヤパワーの源泉』(以上、新潮新書)

松尾秀哉(まつお・ひでや)
聖学院大学政治経済学部政治経済学科准教授
1965年名古屋市生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。博士(学術)。専門はヨーロッパ政治史、比較政治学
主な著書 『ベルギー分裂危機─その政治的起源』(明石書店)、『模索する政治─代表制民主主義と福祉国家のゆくえ』(田村哲樹・堀江孝司編、共著、ナカニシヤ出版)ほか

森分大輔(もりわけ・だいすけ)
聖学院大学政治経済学部政治経済学科准教授
1968年横浜市生まれ
主な著書 『ハンナ・アレント研究─「始まり」と社会契約─』(風行社)、「民意とは何か」(『現代思想』vol.36-1、青土社)、「パーリアはどこにいる」(『現代思想』vol.35-11、青土社)ほか

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