妙なる畑に立ちて

妙なる畑に立ちて

  • 川口 由一/著
  • A5判上製
  • 328頁
  • 2800円+税
  • ISBN 978-4-7877-9080-4
  • 1990発行
  • [ 在庫あり ]
  • 野草社/発行
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紹介文

耕さず、肥料は施さず、農薬除草剤は用いず、草も虫も敵としない、生命の営みに任せた農のあり方を、写真と文章で紹介。この田畑からの語りかけは、農業にたずさわる人はもちろん、他のあらゆる分野に生きる人々に、大いなる〈気づき〉と〈安心〉をもたらすだろう。

目次

はじめに
春の生命
夏の生命
秋の生命
冬の生命、そして春へ
美しき花園の生命達
楽園に生かされる生命
地球は神々の花園、宇宙の楽園
あとがき

著者紹介

川口 由一(カワグチ・ヨシカズ)

1939年、日本の平均的な小作農家の長男として生まれる。小学6年生のとき父と死別し、中学卒業と同時に農業を引き継ぐ。BHC、ホリドール、2・4・D除草剤、そして硫安、尿素、化成肥料、耕耘機……という農村の大変化とともに歩む農業を20年あまり営む。やがて身心を損ねてその誤りに気づき、自然の農へ切り替える。田畑の見学会、合宿会、赤目自然農塾など、自然の農を求める人々とともに学をつくる。著書 『自然農から農を超えて』(カタツムリ社)、『自然農─川口由一の世界』(共著、晩成書房)、『自然農への道』(編著、創森社)