琵琶湖に眠る縄文文化・粟津湖底遺跡

シリーズ「遺跡を学ぶ」107

琵琶湖に眠る縄文文化・粟津湖底遺跡

  • 瀬口 眞司/著
  • A5判
  • 96頁
  • 1600円+税
  • ISBN 978-4-7877-1537-1
  • 2016発行
  • [ 在庫あり ]
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紹介文

琵琶湖底から姿をあらわした縄文時代の貝塚。カルシウム分が動物や魚の骨・歯・角を保存し、木の実などの植物質資料も湖水にパックされて朽ちずに残っていた。これらの徹底調査から、琵琶湖畔で縄文人は何を食べ、どのような暮らしをしていたのか、その定住戦略を明らかにする。

目次

第1章 琵琶湖の湖底を掘る
  1 縄文人のタイムカプセル
  2 湖底の探索はじまる
  3 湖底を陸地化して本格的調査

第2章 掘り出されたタイムカプセル
  1 突然あらわれた第三の貝塚
  2 貝塚の堆積物すべてを回収せよ!
  3 土器・石器・骨角器
  4 多彩な装飾品
  5 漆製品と撚り紐
  6 意外な出土品と期待された課題

第3章 粟津縄文人の暮らしをさぐる
  1 解明への手さぐり
  2 粟津縄文人の食卓を復元する
  3 粟津縄文人の四季の暮らしを復元する

第4章 琵琶湖縄文人の定住戦略
  1 琵琶湖縄文人の開拓史
  2 これからの粟津湖底遺跡

著者紹介

瀬口 眞司(セグチ・シンジ)

1968年埼玉県久喜市生まれ。奈良大学文学部卒業。博士(文学)。
第15回尖石縄文文化賞受賞。
現在、公益財団法人滋賀県文化財保護協会安土分室長。
主な著作 『縄文集落の考古学─西日本における定住集落の成立と展開─』(昭和堂)、「関西縄文社会とその生業」『考古学研究』198号、「世界の中の縄文文化─国際化への布石─」『考古学研究』240号、「関西地方の縄文集落と縄文社会」『集落の変遷と地域性』(雄山閣)、「土偶とは何か─その謎を探る─」『縄文人の祈りと願い』(ナカニシヤ出版)ほか。