筑紫政権からヤマト政権へ 豊前石塚山古墳 〔改訂版〕
新刊

三角縁神獣鏡7面のカラー画像を大きく収載

シリーズ「遺跡を学ぶ」022

筑紫政権からヤマト政権へ 豊前石塚山古墳 〔改訂版〕

  • 長嶺 正秀/著
  • A5判
  • 96頁
  • 1500円+税
  • ISBN 978-4-7877-2042-9
  • 2020.09.15発行
  • [ 在庫あり ]
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紹介文

北部九州で最古・最大の前方後円墳、豊前石塚山古墳。出土した三角縁神獣鏡の完形品を1ページ大のカラー写真で収載し、筑紫政権からヤマト政権へと組み込まれ、大陸へのルートを確保する役割を担った被葬者の姿を解き明かす。改訂版では、北部九州の古墳時代の変遷を詳しく解説。

目次

第1章 豊前の初期前方後円墳
1 周防灘を望む地
2 畿内文化の特徴をもった古墳
第2章 石塚山古墳を掘る
1 歴史に翻弄された古墳
2 竪穴式石槨の発掘
3 墳丘の発掘
4 墳丘と主体部の復元
第3章 出土鏡をさぐる
1 出土鏡の型式と編年
2 配布と同笵鏡の分有
3 その他の副葬品
第4章 前方後円墳の意味するもの
1 最古の前方後円墳の特徴
2 前方後円墳創出の背景
3 葬送儀礼の確立
4 副葬された威信財
5 前方後円墳の伝播と政治性
第5章 筑紫政権からヤマト政権へ
1 筑紫連合政権の盛衰
2 ヤマト政権の台頭
3 豊前地方の首長墓群
4 九州の盟主としての石塚山古墳
5 初期国家形成の時代

出版社からのコメント

三角縁神獣鏡の画像と見るポイント、前方後円墳の意味するもの、古墳時代の中央と地方の関係などの基礎知識がわかる最良の本です。

著者紹介

長嶺 正秀(ナガミネ・マサヒデ)

1951年、島根県生まれ。苅田町教育委員会での埋蔵文化財行政(石塚山古墳、松山古墳群、松山城跡、等覚寺修験道遺跡群、岩屋古墳群、近衛ヶ丘遺跡などの調査、報告書刊行)を担当し退職。ただし、2002〜05年は苅田町合併50周年記念誌の編集・執筆に従事。1975年~87年は京都平野の主要な遺跡や古墳(竹並遺跡、前田山遺跡、下稗田遺跡、八雷古墳など)の調査と報告書の刊行に従事。
主な著作 『竹並遺跡』(共著、東出版寧楽社)、『石塚山古墳の謎』(海鳥社)、『豊前 石塚山古墳』(苅田町・かんだ郷土史研究会)、『軌跡 かんだ町の歴史』(編著 苅田町)、『豊前国の松会 その歴史と精神世界』(海鳥社)、『豊前国英彦山 その歴史と信仰』(海鳥社)ほか。

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