大友宗麟の戦国都市・豊後府内

シリーズ「遺跡を学ぶ」56

大友宗麟の戦国都市・豊後府内

  • 玉永 光洋/著
  • 坂本 嘉弘/著
  • A5判
  • 96頁
  • 1500円+税
  • ISBN 978-4-7877-0936-3
  • 2009発行
  • [ 在庫あり ]
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紹介文

アジア各地に雄飛して南蛮貿易をすすめ、ヨーロッパ人を迎えてキリスト教を手厚く遇し、みずからも洗礼を受けた北部九州の戦国大名・大友宗麟。室町幕府が潰えていくなか、豊後府内(現・大分市)につくりあげようとした“地域王国”の姿を発掘調査から明らかにする。

目次

第1章 Bungoと大友宗麟
 
第2章 町並みの発見
 1 描かれた豊後府内
 2 姿をあらわした町並み
 3 都市の中心「大友館」を掘る
 
第3章 南蛮貿易を追う
 1 銀を携えた商人たち
 2 ポルトガル船の寄港
 3 多種多様な貿易陶磁器
 4 アジアへの雄飛

第4章 キリシタン布教の面影
 1 ザビエルの到着
 2 キリシタン墓地の発見
 3 信仰の証
 
第5章 暮らしを垣間見る
 1 職人たちの仕事場
 2 茶の湯のたしなみ
 3 暮らしを伝える遺物
 
第6章 戦国の地域王国
 1 首都Bungo Funai
 2 その後の豊後府内

著者紹介

玉永 光洋(タマナガ・ミツヒロ)

1952年生まれ。東洋大学文学部卒業。
元大分市教育委員会教育総務部次長兼文化財課長。
主な著作 「豊後府内の形成と寺院」『中世都市研究4』新人物往来社、「大友府内町」『戦国時代の考古学』高志書院。

坂本 嘉弘(サカモト・ヨシヒロ)

1951年生まれ。別府大学文学部卒業現在、大分県教育庁埋蔵文化財センター次長兼調査第一課長
主な著作  「豊後『府内』の都市構造と外国人の居住」『中世の対外交流』高志書院、 「中世都市豊後府内の変遷」『戦国大名大友氏と豊後府内』高志書院