猫のいた時間

「週刊新潮」の表紙に描かれた猫の想い出

安曇野の空と風

猫のいた時間

  • 成瀬 政博/画
  • 成瀬 憲子/その他
  • B5判変型
  • 160頁
  • 2700円+税
  • ISBN 978-4-7877-2008-5
  • 2020.03.16発行
  • [ 在庫あり ]
  • 書店サイトへ

紹介文

「週刊新潮」の表紙絵を描き続けて23年になる成瀬政博氏。長年暮している美しい安曇野の自然から生み出された、穏やかな幻想世界を描いています。本書は、その中から愛らしい猫をテーマにまとめた画文集。妻憲子さんが、ユーモラスに愛猫ムラカミとハルキへの想い出を綴っています。

目次

ムラカミは「村神」だった
夫の股ぐらの子猫
犬を貰ったときのことを思い出す
猫と暮らし始めて
ムラカミとハルキのルーツ
猫との日々、そしてハルキの死
二十一歳まで生きたムラカミ
すべては円の中
あとがき

著者紹介

成瀬 政博(ナルセ・マサヒロ)

1947年、大阪府生まれ。長野県安曇野在住。大阪外国語大学を卒業後、裁判所に勤務する傍ら、絵本、詩集、エッセイ集などを出版。1983年に画家・イラストレーターとして本格的に活動を開始する。1989年、大阪から安曇野に移住。1997年春より「週刊新潮」の表紙絵を担当し現在に至る。主な著書に、画集『SPACE IN THA HEART-成瀬政博・心の宇宙』(偕成社)、画集『SOUND OF MOON』(新潮社)、エッセイ集『表紙絵を描きながら、とりあえず』(白水社)ほか。

成瀬 憲子(ナルセ・ノリコ)

1949年、兵庫県生まれ。桜美林大学卒業。1976年、大阪の画廊ではじめての個展をする。当時シングルファザーであった政博とそのとき出会って結婚。その体験を綴った『ママハハ日記』(青蛾書房)は、1982年にドラマ化される。エッセイ集の他に、画集、詩集、写真集も出版。現在は自身のホームページ「NEKO美術館」に毎日ブログを書いている。