石槍革命・八風山遺跡群

シリーズ「遺跡を学ぶ」25

石槍革命・八風山遺跡群

  • 須藤 隆司/著
  • A5判
  • 96頁
  • 1500円+税
  • ISBN 978-4-7877-0635-5
  • 2006発行
  • [ 在庫あり ]
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紹介文

太古、長野・群馬県境にある八風山は、石器作りに適した原石の産地であり、一大製作地でもあった。そこでは石槍の発明と革新を生み出し、後期旧石器時代の幕開けと縄文時代への移行という二つの変革期を築いたのである。この石槍にこめられた歴史変動の姿を明らかにする。

著者紹介

須藤 隆司(ストウ・タカシ)

1958年群馬県高崎市生まれ。明治大学大学院文学研究科修士課程修了。
明治大学考古学博物館、長野県佐久市教育委員会文化財課職員を経て、現在、明治大学黒耀石研究センター員。
本書に関連する著作 『ガラス質黒色安山岩原産地遺跡 八風山遺跡群』(佐久市教育委員会)、「基部着柄尖頭具としてのナイフ形石器」『旧石器研究』第1号、「杉久保型・砂川型ナイフ形石器と男女倉型有樋尖頭器」『考古学Ⅲ』、「大型石槍製作の歴史的見方」『長野県考古学会誌』107ほか。