物部氏の拠点集落 布留遺跡
近刊

物部氏の台頭とまつりの探究

シリーズ「遺跡を学ぶ」140

物部氏の拠点集落 布留遺跡

  • 日野 宏/著
  • A5判
  • 96頁
  • ISBN 978-4-7877-1940-9
  • 2019.12.10発行

紹介文

五世紀、ヤマト王権の軍事を担った物部氏は、在地の人びとや渡来集団を配下におさめ、奈良盆地東縁の山裾に広がる天理市布留の地に拠点集落を築いた。この地に鎮座する王権の武器庫でもあった石上(いそのかみ)神宮の禁足地や布留遺跡の発掘調査から、その台頭と布留川両岸でおこなわれたまつりの実態を探る。

目次

第1章 石上神宮と布留遺跡
1 大和の要衝、布留
2 石上神宮と物部氏
3 石上神宮の禁足地のまつり

第2章 布留のまつり
1 布留川北岸地域のまつり
2 布留川南岸地域のまつり

第3章 物部連氏の台頭
1 豪族居館
2 巨大倉庫
3 物部連氏の武装
4 「石上溝」の掘削

第4章 布留の生産体制
1 工房に関連する竪穴建物群
2 天理砂岩
3 玉作り
4 鉄器生産
5 布留の渡来人と工人集団
6 工人の築いた群集墳─赤坂古墳群

第5章 その後の物部連氏
1 王権の中枢で活躍する物部連氏
2 国内屈指の終末期古墳と火葬墓
3 布留遺跡の今後の課題

著者紹介

日野 宏(ヒノ・ヒロシ)

1957年、奈良県生まれ。
天理大学文学部卒業。
天理大学附属天理参考館学芸員。
主な著書 「大和における首長系譜の一例─杣之内古墳群の首長墓の変遷─」『天理大学学報』第145輯(天理大学学術研究会)、「群集墳にあらわれた古墳時代後期の集団関係について」『西谷眞治先生古稀記念論文集』(西谷眞治先生の古稀をお祝いする会編)、『東大寺山古墳の研究』(共著、真陽社)、『東大寺山古墳と謎の鉄刀』(共著、雄山閣)、『杣之内古墳群の研究』(共著、杣之内古墳群研究会)ほか。

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