四六判上製
352頁
2300円+税
ISBN978-4-7877-1187-8
ここで暮らす楽しみ
〔山尾三省ライブラリー

山尾三省/著
野草社/刊


【目次】

はじめに

縄文衝動
鹿を捕る
セーノコという新しい神話
モーニンググローリィ
棉の実
山ん川の湧水
薪採り
冬至の日の畑から
里イモというカミ
雨水節
森は海の恋人
シエラネバダにて(前編)
シエラネバダにて(後編)
千四百万年という時間
自分の星 自分の樹 自分の岩
贅沢な畑
水の道
二千年の時間
大山・八国山・甲斐駒・八ヶ岳
オリオンの三つ星
東北の大工
アオモジの満開の花
森羅万象の中へ

あとがき


屋久島暮らし二十年をむかえた1996〜98年に書かれた名エッセイ集。わたしたちが地球に属し、地域に属し、森や山、海、川、花、石などと共に、場所(ここ)に生きることの意味を静かに語る。 99年、山と溪谷社より刊行されたが、長らく品切れであったものを装い新たに刊行。

「場所(ここ)で暮らす、という時、その場所は地球上のどこであってもよいのだが、ぼくの場合はたまたまそれが鹿児島県の屋久島という土地であり、ここに住みついてもう二十年という時間があっというまに過ぎてしまった。旅や遊びには、むろんそれに特有の楽しみ、喜びがあるが、場所に暮らすことにもやはり特有の、暮らすことを通してしか味わえない楽しみ、喜びというものがある。」(本文より)

【著者紹介】

山尾三省(やまお・さんせい)
一九三八年、東京・神田に生まれる。早稲田大学文学部西洋哲学科中退。六七年、「部族」と称する対抗文化コミューン運動を起こす。七三〜七四年、インド・ネパールの聖地を一年間巡礼。七五年、東京・西荻窪のほびっと村の創立に参加し、無農薬野菜の販売を手がける。七七年、家族とともに屋久島の一湊白川山に移住し、耕し、詩作し、祈る暮らしを続ける。二〇〇一年八月二十八日、逝去。

著書 『聖老人』『アニミズムという希望』『リグ・ヴェーダの智慧』『南の光のなかで』『原郷への道』『水が流れている』『インド巡礼日記』『ネパール巡礼日記』『ここで暮らす楽しみ』『森羅万象の中へ』(以上、野草社)、『法華経の森を歩く』『日月燈明如来の贈りもの』(以上、水書坊)、『ジョーがくれた石』『カミを詠んだ一茶の俳句』(以上、地湧社)ほか
詩集 『びろう葉帽子の下で』『祈り』(以上、野草社)、『新月』『三光鳥』『親和力』(以上、くだかけ社)ほか

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