四六判上製
216頁
1800円
ISBN978-4-7877-1017-8
ユートピアの崩壊 ナウル共和国
世界一裕福な島国が最貧国に転落するまで

リュック・フォリエ/著 林 昌宏/訳

【目次】

プロローグ 廃墟と化した島国
1 リン鉱石の発見
2 日本軍の占領と独立
3 島の黄金時代
4 放漫経営のツケ
5 犯罪支援国家
6 難民収容島
7 国家の破綻
8 援助パートナーの思惑
9 肥満と糖尿病
10 リン鉱石頼みの国家再建
エピローグ ナウルの教訓

原著者インタビュー


これはナウルだけの問題なのか――。破綻した島国から現代社会への警鐘。

豊富なリン鉱石資源の輸出により実現した、労働の義務から解放された税金なし・社会保障完備の〈地上の楽園〉は、なぜ短期間で破綻してしまったのか?
豊かだった国が危機意識を欠如したまま財政破綻に陥る時――。太平洋に浮かぶ世界一小さな島国を襲った悲劇の物語は、国家債務危機にいかに対処すべきかを迫られている私たちに、多くの教訓を残している。

【著者紹介】

リュック・フォリエ(Luc Folliet)
1979年、フランス生まれ。フリーの映像ジャーナリスト。
グルノーブル政治学院卒業。

林 昌宏(はやし・まさひろ)
1965年愛知県生まれ。翻訳家。立命館大学経済学部経済学科卒業。
訳書:『コーヒー、カカオ、コメ、綿花、コショウの暗黒物語』(ジャン=ピエール・ボリス、作品社)、『世界を壊す金融資本主義』(ジャン・ペイルルヴァッド、NTT出版)、『世界エネルギー市場』(ジャン=マリー・シャヴァリエ、作品社)、『21世紀の歴史』(ジャック・アタリ、作品社)、『アンデルセン、福祉を語る』(イエスタ・エスピン=アンデルセン、NTT出版)、『迷走する資本主義』(ダニエル・コーエン、新泉社)など多数。