四六判
224頁
1800円
ISBN978-4-7877-1008-6
タイ・ビルマ 国境の難民診療所
女医シンシア・マウンの物語

宋芳綺/著 松田 薫/編訳

【目次】

プロローグ 1988年、ビルマ

1 ある女医の物語

2 国境なき愛〜ボランティアたちの物語〜

3 タイ・ビルマ国境を訪ねて

4 難民画家〜マウンマウンティンの絵画と詩〜

5 日本人医療ボランティアスタッフ〜看護師・梶 藍子の報告〜


タイ・ビルマ国境の町メソット。
ビルマ軍事政権の弾圧を逃れてタイにやってきたものの、お金がなく、病院に行くことができない難民や移民に、無料診察を続けている診療所「メータオ・クリニック」。
自身もカレン難民である院長のシンシア・マウン医師と診療所の20年以上にわたる取り組みを紹介する。

シンシア・マウン医師(Dr. Cynthia Maung)
1959年、カレン民族の両親のもとにビルマで生まれる。ラングーン大学医学部卒業後、大病院の医師となるが、のちにタイ・ビルマ国境地帯でボランティア診療を開始。 1988年末、タイのメソットに亡命。 1989年、メソットで「メータオ・クリニック」を立ち上げ、50万人以上のビルマ難民の医療を一手に引き受けてきた。 2002年、アジアのノーベル賞「マグサイサイ賞」受賞。 2003年、「TIME」誌の「アジアの英雄」に選出。 2005年、ノーベル平和賞にノミネート。 そのほか、世界各国の国際人権賞を多数受賞している。


【著者紹介】

宋芳綺(Song Fang Qi)
1964年、台湾・高雄市生まれ。
台湾国立成功大学中国文学科卒業後、新聞記者、中学校教員、編集者などを経て、現在、フリーライター、保育士。
日本語訳が出版されている『ぼくには まだ一本の足がある』(周大観詩、千島英一編訳、麗澤大学出版会、1999年)のはか、著作多数。

松田薫(まつだ・かおる)
1986年、北海道生まれ。
2009年、早稲田大学法学部卒業。在学中より中国と中国語に軸を置いた活動を行なっている。