四六判上製
248頁
2000円+税
ISBN978-4-7877-1610-1
阿賀の記憶、阿賀からの語り
語り部たちの新潟水俣病

関礼子ゼミナール/編


【目次】

1 人から受けた恩は石に刻んでおけ、人に尽くしたことは水に流せ―語り部・小武節子さん
2 次世代に語り継ぐことが使命である―語り部・近四喜男さん
3 すべての被害者が救われるまで―語り部・山崎昭正さん
4 自分と同じように「わからない」人のために―語り部・山田サチ子さん
5 一〇〇人いれば一〇〇通り、一〇〇〇人いれば一〇〇〇通り―語り部・小町ゆみ子さん
6 渡船場で差別を聞いてきた―語り部・立川小三郎さん
7 「正しく」理解して行動する子どもに―語り部・稲垣シズヱさん
8 しびれが出た頃からの爪はとってある―語り部・曽我浩さん


新潟水俣病は終わっていない――。新潟水俣病の公式発表から50余年。 沈黙の時間を経て、新たに浮かび上がってくる被害の声がある。 黙して一生を終えた人もいる。 語られなかったことが語られるには、時が熟さねばならない。
次の世代に被害の相貌を伝える活動を続けている 8人の語り部さんの証言集。

【著者紹介】

関 礼子(せき・れいこ)
立教大学社会学部教授.
阿賀野川の新潟水俣病,沖縄・平安座島で自然と開発と暮らしをテーマにフィールドワークをした著書に『新潟水俣病をめぐる制度・表象・地域』(東信堂,2003年),共著書に『沖縄列島――シマの自然と伝統のゆくえ』(東京大学出版会,2004年)など.福島県・檜枝岐村の民俗誌編さんにかかわり,村人とサンショウウオ漁に魅せられる(共著書『なぜ環境保全はうまくいかないのか』新泉社,2013年).東日本大震災後の2011年5月から,縁あって原発事故避難の問題を調査.

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