四六判上製
360頁
2500円
ISBN978-4-7877-1406-0
ニクラス・ルーマン入門
社会システム理論とは何か

クリスティアン・ボルフ/著
庄司信/訳


【目次】

第1章 序論
 第2章 社会システム
 第3章 観察システム
 第4章 近代社会の機能的分化
 第5章 機能的分化の帰結
 第6章 権力と政治
 第7章 結論


社会的世界全体の複雑性を捉えるなどということは可能なのだろうか。
ルーマンは、一つの単純な分離、すなわちシステムとその環境との区別にもとづく、きわめて洗練された社会の理論を展開した。彼は、この根本的な分離を基礎に、世界の複雑性を把握するという冒険の旅に出た。

本書では、ルーマン社会学の複雑性のいくらかを解きほぐすことを試みる。目指すのは、たとえルーマンが用いている語彙が、最初は馴染みのないものであっても、実際にはわずかな中心的概念に習熟しさえすれば、社会的世界がそれまでとはまったく違った仕方で、つまり、社会学的システム理論の視点から観察したときに立ちあらわれる見え方で、見えはじめることを明らかにすることである。

【著者紹介】

 

【著者】
クリスティアン・ボルフ(Christian Borch)
一九七三年生まれ。 デンマークのコペンハーゲン・ビジネス・スクール経営・政治・哲学学部教授。 専門分野/社会学的システム理論、群衆、経済社会学、建築、政治
著書/『群衆の政治─社会学のもう一つの歴史』(ケンブリッジ大学出版、二〇一二年、未邦訳)、『建物が醸し出すムード─建築に関する経験と政治』(ビルクホイザー、二〇一四年、未邦訳)ほか

【訳者】
庄司 信(しょうじ・まこと)
一九五八年、山形県生まれ。 一橋大学大学院社会学研究科博士課程中退。 ノースアジア大学准教授を経て、現在、日本赤十字秋田看護大学非常勤講師ほか。 専門分野/社会学理論、社会哲学
訳書/ニクラス・ルーマン『エコロジーのコミュニケーション』新泉社、〔共訳〕『ニクラス・ルーマン講義録1 システム理論入門』『ニクラス・ルーマン講義録2 社会理論入門』新泉社、E・ J・ホブズボーム『ナショナリズムの歴史と現在』大月書店ほか

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