A5判
232頁
2000円+税
ISBN978-4-7877-1218-9
ダムを造らない社会へ
八ッ場ダムの問いかけ

上野英雄/編

【目次】

1 脱ダム社会をどうつくるか
●川とは? ダムとは?/大熊 孝 
●巨大な負の遺産、八ッ場ダム/嶋津暉之 
●欠けていたデュー・プロセス/五十嵐敬喜 
●有識者会議という虚構/遠藤保男 
●市民の意思をどう反映させるか/まさのあつこ 
●河川法改正の蹉跌/宮本博司 
●緑のダム/関 良基

2 八ッ場ダムの問いかけ
●絶望的な八ッ場ダム問題から未来への希望をさぐる/清澤洋子 
●ダムに翻弄される長野原町の財政/大和田一紘 
●ダム岩盤と代替地の安全性を問う/中村庄八 
●野に、叫ぶ水のありて/鈴木郁子 
●失われた将来像/萩原優騎 
●下流からNO!と言い続けること/深澤洋子

3 川との共生へ
●沙流川/佐々木克之 
●最上小国川/草島進一 
●霞ヶ浦/飯島 博 
●利根川・江戸川流域/佐野郷美 
●信濃川中流域/田渕直樹 
●吉野川/田渕直樹 
●那賀川/藤田 恵 
●川辺川/中島 康 
●砂防ダム/田口康夫


私たちはこれから、川と、どのように<共生>していくのか。

多くの人が不要だとわかっているのに、なぜ八ッ場ダムは中止できないのか。住民はなぜ賛成せざるを得ないのか。地方自治・財政・河川工学など多方面から、人間が自然の川と共生していく方策を提案し、ダムではなく川の資源を生かした全国各地の地域づくりの実践例を紹介する。

【著者紹介】

上野英雄(うえの・ひでお)
1936年北海道生まれ。
立教大学大学院経済学研究科博士前期課程修了。
東京都国立市のまちづくりの会に触発され、下水道問題から水問題に接近、全国の水辺を歩いて30年になる。環境NGO「荒川・利根川・多摩川(ATT)流域研究所」前代表。
現在、哲学・経済学・文学・思想・歴史など異分野交流の市民社会研究会「希望社会研究会」で、公共性などを共同研究。
主な著書 『最新 危ない水』(現代書館)、『環境問題を考える』(JA)、『合性洗剤公害レポート』(日本地域社会研究所)ほか。

Copyright (C) SHINSENSHA Co.,Ltd. All Rights Reserved.