四六判上製
120頁
1800円
ISBN978-4-7877-0818-2
迷走する資本主義
ポスト産業社会についての3つのレッスン

ダニエル・コ−エン/著 林昌宏/訳

【目次】

序章 ポスト産業社会とは何か
   社会的連帯の終焉/サービス社会/情報化社会/ポスト産業「社会」

レッスン1 急変の時代
   社会条件の凄まじい大変動/情報技術(IT)革命/社会革命/労働に要求される新たな原則/フォーディズムの矛盾/1969年5月/金融革命/むすび

レッスン2 新たな経済と世界ーグローバリゼーション
   国際貿易と貧困国/第一次グローバリゼーション/国際分業体制への回帰/ニュー・エコノミーと世界/グローバル化というイメージがグローバル化する/世界の争点となる問題とは/むすび

レッスン3 新たな社会モデルの模索
   新たな社会保障モデルと連帯の模索/ヨーロッパの混迷(1)/ニュー・エコノミーの矛盾/無料と有料/米国の大学の競争力/ヨーロッパの混迷(2)/福祉モデルの相違/折衷案/社会的連帯についての異なる立場/都市部郊外での暴動/むすび

終章 社会の自由主義化
   新たな社会問題/選択的組み合わせ/「社会」と「経済」の分離/放置された社会

 


「ル・モンド」紙論説委員を務める気鋭の経済学者が、資本主義システムの病理を平易に解説し、オルタナティブな社会の未来像を提示する。西欧の社会思想史の源流から辿る斬新な分析は、日本の読者に多大な示唆を与える内容である。

【著者紹介】

ダニエル・コーエン(Daniel Cohen)
1953年生まれ。
パリ高等師範学校(エコール・ノルマル・シュペリウール)経済学部教授。数理経済計画予測センター(CEPREMAP)所長、「ル・モンド」社外論説委員を務める。
林 昌宏(はやし・まさひろ)
1965年愛知県生まれ。翻訳家。立命館大学経済学部経済学科卒業。
訳書:『コーヒー、カカオ、コメ、綿花、コショウの暗黒物語』(ジャン=ピエール・ボリス、作品社)、『世界を壊す金融資本主義』(ジャン・ペイルルヴァッド、NTT出版)、『世界エネルギー市場』(ジャン=マリー・シャヴァリエ、作品社)、『環境問題の本質』(クロード・アレグレ、NTT出版)、『移民の時代』(フランソワ・エラン、明石書店)、『21世紀の歴史』(ジャック・アタリ、作品社)、『アンデルセン、福祉を語る』(イエスタ・エスピン=アンデルセン、NTT出版)など。