A5判
96頁
1600円+税
ISBN978-4-7877-1832-7
発行:2017/11/6
石鍋が語る中世 ホゲット石鍋製作遺跡
遺跡を学ぶ122

松尾秀昭/著

【目次】

第1章 西海の岩壁彫刻
   1 岩肌に刻まれた職人の技
   2 中世の煮炊き道具・石鍋
   3 「滑石の宝庫」西彼杵半島

第2章 ホゲット石鍋製作遺跡
   1 石鍋を追った先人たち
   2 山中に広がる製作遺跡
   3 他地域の製作遺跡
   4 石鍋製作の実態と変遷

第3章 列島に普及した石鍋
   1 どこで出土しているのか
   2 だれが運んだのか
   3 どのように使ったのか
   4 石鍋が語る中世の実像

第4章 石鍋の終焉とこれから
   1 石工技術の伝播
   2 石鍋製作所の終焉
   3 今後の石鍋研究と遺跡の保護


九州の西の端、長崎県の西彼杵(にしそのぎ)半島の山中には、滑石の岩壁をくりぬいた痕跡が無数に残っている。これは中世に石鍋を盛んに製作した跡で、つくられた製品は、北は青森から南は琉球諸島にまで運ばれた。山中での石鍋製作と広域に流通した実態を明らかにする。

【著者紹介】

松尾秀昭(まつお・ひであき)
1979年、長崎県佐世保市生まれ
国士舘大学文学部卒業、別府大学大学院文学研究科修士課程修了
佐世保市教育委員会社会教育課主任主事
主な著作 「石鍋の補修具とは─バレン状石製品─」(『西海考古』第7号、西海考古同人会、2007)、「縦耳型石鍋の時期─長崎県内における資料を中心に─」(『別府大学文化財学論集』・ 後藤宗俊先生古希記念論集刊行会、2011)、「縦耳付石鍋の生産と流通」(『9〜11世紀における大村湾海域の展開』長崎県考古学会、2016)ほか

Copyright (C) SHINSENSHA Co.,Ltd. All Rights Reserved.