A5判
96頁
1600円+税
ISBN978-4-7877-1639-2
東アジアに翔る上毛野の首長 綿貫観音山古墳
遺跡を学ぶ119

大塚初重・梅澤重昭/著

【目次】
第1章 未盗掘古墳の調査
1 原形をとどめていた古墳
2 調査開始

第2章 五世紀の伝統を守る前方後円墳
1 観音山古墳が造営された地
2 観音山古墳の墳形
3 群馬県では最大規模の石室

第3章 埴輪は語る
1 この世の家と他界の家
2 鎮魂祭祀と権威の象徴
3 山上他界へいざなう飾馬
4 埴輪はどこでつくられたか

第4章 豪華な副葬品
1 副葬品の出土状態
2 獣帯鏡と銅製水瓶が語る世界
3 甲冑と馬具が示す武人像
4 副葬品に見える国際色と年代

第5章 綿貫観音山古墳と大和政権
1 東国の古墳王国
2 毛野国誕生前夜
3 毛野国の誕生と崩壊
4 井野川流域圏の台頭
5 大和政権下の毛野
6 上毛野の雄族、綿貫観音山古墳の首長


東の古墳王国、群馬県。なかでも高崎市の綿貫観音山古墳から出土した華麗な副葬品は、韓国武寧王陵出土鏡と同形鏡や法隆寺献納宝物の水瓶に似る美しい水瓶など、東アジアとの活溌な交流を見せて群を抜いている。五〜六世紀に国際情勢に通じ、活躍したその被葬者の実像に迫る。

【著者紹介】
大塚初重(おおつか・はつしげ)
1926年、東京都生まれ。明治大学大学院文学研究科考古学専攻博士課程修了。文学博士。明治大学文学部長、明治大学人文科学研究所所長、山梨県立考古博物館館長、日本考古学協会会長などを歴任。明治大学名誉教授。
主な著作 『日本古墳大辞典』(編著)東京堂出版、『東国の古墳と大和政権』吉川弘文館、『邪馬台国をとらえなおす』講談社現代新書、『土の中に日本があった』小学館、『掘った、考えた』中央公論新社など多数。

梅澤重昭(うめさわ・しげあき)
1934年、群馬県生まれ。明治大学大学院文学研究科考古学専攻修士課程修了。群馬県教育委員会文化財保護課長、群馬大学教育学部教授などを歴任。 主な著作 『群馬県史』資料編3 原始・古代(分担)、『同』通史編2 原始・古代(分担)、『太田市史』通史編 原始・古代、『群馬県風土記』旺文社など多数。

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