A5判
96頁
1600円+税
ISBN978-4-7877-1539-5
最後の前方後円墳 龍角寺浅間山古墳
遺跡を学ぶ109

白井久美子/著

【目次】

第1章 龍角寺古墳群とは
   1 なぜ印旛の地に巨大古墳が
   2 群集する前方後円墳
   3 古墳時代後期の龍角寺古墳群

第2章 浅間山古墳の発掘
   1 未調査古墳を開封する
   2 白壁の横穴式石室
   3 高貴な漆塗木棺
   4 前庭部の様子

第3章 浅間山古墳の副葬品
   1 古墳時代の伝統的な組成と仏教美術の影響
   2 金銅製・銀製の冠飾
   3 金銅製馬具
   4 いつ築造・埋葬されたのか

第4章 地方豪族の発展
   1 大型前方後円墳の隆盛
   2 終末期大型方墳・円墳への展開
   3 独特な石室と地域間交流

第5章 古代への胎動
   1 「印波」首長墓の交替
   2 力をつける地域勢力
   3 ヤマト王権の地方政策と龍角寺
   4 香取海と印波の首長


印旛沼を望む千葉県の下総台地にヤマト王権の中央で前方後円墳が姿を消したころにつくられた最後の前方後円墳がある。法隆寺の仏像宝冠を彷彿とさせる金・銀の冠飾りや金銅製馬具の副葬は何を意味するのか。古墳時代の終わりに頭角をあらわした地域勢力の姿を描きだす。

【著者紹介】

白井久美子(しらい・くみこ)
早稲田大学第1文学部史学科卒業、千葉大学大学院社会文化科学研究科後期修了。博士(文学)。
千葉県教育庁文化財課、千葉県文化財センター、千葉県史料研究財団等に勤務し、現在、千葉県立房総のむら風土記の丘資料館主任上席研究員。
主な著書 『古墳から見た列島東縁世界の形成』(千葉大学考古学研究叢書2)、『古墳時代の実像』(共著・吉川弘文館)、『古墳から寺院へ─関東の7世紀を考える─』(共著・六一書房)ほか

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