四六判上製
256頁
2000円+税
ISBN978-4-7877-1507-4
中国歴史紀行
史跡をめぐる五万キロの旅

前園実知雄/著

【目次】

初めての中国
蘭州から敦煌へ/小説『敦煌』と蔵経洞/唐の都、長安(西安)/北京訪問

北京留学開始
北京語言学院/国内旅行事始め/石家庄への旅/大同への旅/雲岡石窟と大同の町

蜀の国を訪ねて
蜀の都、成都/成都から大足へ/大足石刻/宝頂山石刻/重慶からの船旅/三峡下り/仲間と別れ二人旅

古都洛陽と江蘇省
吹雪の洛陽/龍門石窟/大仏の来た道/孔望山摩崖造像群を訪ねる/中国最古の仏像石刻

内蒙古から新疆へ─北京語言学院の修学旅行─
初めての内蒙古/フフホトから蘭州へ/河西回廊を行く/安西から敦煌へ/憧れのトルファン/トルファンからウルムチへ

日本文化と深いかかわりをもつ江南への旅
南京への列車の旅/南唐二陵を訪ねる/雨の揚州へ/揚州から鎮江
 
黄河文明揺籃の地、河南
殷墟をめざして/殷墟の調査事務所を訪問/安陽の町/比干墓を訪ねて新郷へ/新郷と郊外の遺跡を訪ねる

福建省から江西省、景徳鎮へ
福州への鉄道の旅/バスに揺られて泉州へ/かつての国際都市泉州/魅惑の町、泉州/美しい廈門/陶器の町景徳鎮へ/景徳鎮の工房を訪ねる/伝統の古窯で焼かれた品々

未知の高原、青海省
未知の世界、青海へ/西寧から青海湖畔へ/青海湖とタール寺/タール寺での別れ

寧夏回族自治区から再び内蒙古へ
蘭州から寧夏へ/西夏の都、銀川/内蒙古第二の都市、包頭/チベット仏教寺院、五当召

 


敦煌・西安・雲岡石窟・殷墟・タール寺…
旅した距離は地球一周を超える5万キロ。
文革後の中国に留学し、「故宮の建物の横には粉々に破壊された石碑の断片がうず高く積まれ、道教寺院や孔子を祀る廟の門扉は固く閉ざされていた」時代に各地を訪ね、歴史を学び、多くの人たちと出会った考古学者の体験記。

【著者紹介】
前園実知雄 (まえぞの・みちお)
1946年愛媛県生まれ。同志社大学文学部卒業。1969年奈良県立橿原考古学研究所に勤務。太安萬侶墓、藤ノ木古墳、法隆寺、唐招提寺など多くの発掘調査をおこなう。1998年同研究所資料室長を経て奈良芸術短期大学へ。
現在、奈良芸術短期大学教授、公益財団法人愛媛県埋蔵文化財センター理事長、橿原考古学研究所特別指導研究員、真言宗豊山派法蓮寺住職。1981〜1983年の二年間、中国へ留学。
主な著作 『日本の古代遺跡 奈良北部』(共著)保育社、『藤ノ木古墳』日本の古代遺跡を掘る五(共著)読売新聞社、『奈良・大和の古代遺跡を掘る』学生社、『吉野仙境の歴史』(共編)文英堂、シリーズ「遺跡を学ぶ」032『斑鳩に眠る二人の貴公子・藤ノ木古墳』新泉社、「高松塚古墳とその前後」『終末期古墳と古代国家』吉川弘文館、「考古学から見た唐招提寺の創建と金堂の建立」『佛教藝術』二八一号毎日新聞社、「唐代大仏考」『日中交流の考古学』同成社ほか

Copyright (C) SHINSENSHA Co.,Ltd. All Rights Reserved.