A5判
96頁
1500円+税
ISBN978-4-7877-1233-2
北の縄文鉱山・上岩川遺跡群
遺跡を学ぶ083

吉川耕太郎/著

【目次】

第1章 縄文鉱山、発見
1 散らばる石のかけら
2 緊急発掘の必要あり!

第2章 壮大な珪質頁岩の物語
1 珪質頁岩とは
2 北の産地を求めて
3 上岩川発見への道
 
第3章 これは原石採掘坑だ!
1 採掘の場、製作の場
2 出土した石器
3 石器で時期を推定する
 
第4章 鉱山作業を復元する
1 どのように採掘していたのか
2 上岩川ブランドの石
3 採掘・石器製作作業の復元

第5章 石器から縄文の地域社会に迫る
1 生活の場を求めて
2 地域社会が生まれる
3 海と山を結ぶネットワーク

第6章 石器で語る縄文時代
1 なぜ原石を採掘するのか
2 交易商人はいたのか
3 採掘の風景を求めて
4 石と人間


縄文時代の東北地方で、石器づくりの主要な原石材であった珪質頁岩(けいしつけつがん)。それを営々と掘りだし加工していた場所が、秋田県は八郎潟東側の里山でみつかった。縄文人の生活必需品であった石器の原石採掘と製作、交換ネットワークから縄文社会に迫る。

【著者紹介】

吉川耕太郎(よしかわ・こうたろう)
1973年兵庫県生まれ。明治大学大学院博士前期課程修了。秋田県立博物館学芸職員。
主な著書「後期旧石器時代における石器原料の消費過程と遺跡のつながり」『旧石器考古学』第56号(旧石器文化談話会)、「石器原料の獲得・消費と移動領域の編成」『旧石器研究』第3号(日本旧石器学会)、「縄文時代の珪質頁岩採掘址群─三種町上岩川遺跡群の構成と採掘・石器製作・搬出─」『研究紀要』第24号(秋田県埋蔵文化財センター)、「東北地方のナイフ形石器」『考古学研究』第57号第3巻(考古学研究会)

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