A5判
96頁
1500円+税
ISBN978-4-7877-1232-5
古代東国仏教の中心寺院・下野薬師寺
遺跡を学ぶ082

須田 勉/著

【目次】

第1章 東北への最前線・下毛野国
1 関東平野北端の地
2 下毛野国と東山道
3 下毛野氏と下毛野朝臣古麻呂

第2章 特異な一塔三金堂の伽藍
1 創建はいつか
2 日本で唯一の下野薬師寺式伽藍配置
3 ルーツは朝鮮半島・新羅

第3章 対蝦夷政策と官寺化
1 坂東・みちのく統括の官寺へ
2 瓦が語る官寺昇格の年代
3 新たな伽藍造営
4 蝦夷の反乱と東方守護

第4章 鑑真の来日と戒壇創設
1 日本三戒壇の設置
2 戒律・受戒・戒壇
3 下野薬師寺の戒壇はどこに
4 法王道鏡の配流

第5章 復興と衰退
1 新仏教の潮流
2 塔の復興と万灯会
3 古代下野薬師寺の終焉
4 これからの下野薬師寺跡


奈良時代に東大寺、筑紫観世音寺と並ぶ日本三戒壇の一つとして、仏教による東方の守護と安定に重要な役割を果たした下野(しもつけ)薬師寺。日本で唯一の新羅式一塔三金堂型式の伽藍配置で造営され、中央と強いつながりをもつ“国立寺院”の実像を明らかにする。

【著者紹介】

須田 勉(すだ・つとむ)
1945年、埼玉県生まれ。早稲田大学教育学部社会学科卒業。
文化庁記念物課文化財調査官を経て、現在、国士舘大学文学部教授。博士(文学)。文化審議会専門委員。
主な著作  「古代村落寺院とその信仰」『古代の信仰と社会』六一書房 、「平安時代における国衙祭祀の一形態」『考古学の諸相・』匠出版、「前期多賀城の成立に関する試論」『考古学論究』真陽社 、「古代地方官寺の成立─下野薬師寺の創建─」『比較考古学の新地平』同成社 、「国分寺と七重塔」『国分寺の創建 思想・制度編』吉川弘文館ほか

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