A5判
96頁
1500円
ISBN978-4-7877-1043-7
東日本最大級の埴輪工房・生出塚埴輪窯
遺跡を学ぶ073

高田大輔/著

【目次】

第1章 姿をあらわしたみごとな埴輪

第2章 東日本最大級の埴輪生産遺跡
1 生出塚遺跡の全体像
2 四〇基の埴輪窯
3 工房と粘土採掘坑
4 居住域と墓域

第3章 生出塚窯産埴輪の造形
1 円筒埴輪の造形
2 形象埴輪の造形

第4章 埴輪が語る古墳時代社

1 生出塚窯開窯前夜
2 埼玉古墳群の円筒埴輪
3 生出塚窯と埼玉古墳群
4 遠隔地へ運ばれた埴輪
5 埴輪工人の実像に迫る
6 生出塚窯の終焉

第5章 埴輪生産遺跡の諸相
1 野焼き焼成と窖窯焼成
2 馬室埴輪窯と生出塚埴輪窯
3 大王の埴輪窯

第6章 生出塚遺跡の今、これから


埼玉古墳群に埴輪を供給するために操業を開始した生出塚埴輪窯。製品は埼玉古墳群を頂点とする北武蔵を中心に、遠く南武蔵や東京湾沿岸へも運ばれた。東日本最大級の規模を誇る生産と供給の実態を解明し、埼玉政権の盛衰と地域首長間の交流の様相を埴輪から探る。

【著者紹介】

高田大輔(たかだ・だいすけ)
1975年、埼玉県鴻巣市生まれ。日本大学文理学部教育学科卒業。財団法人埼玉県埋蔵文化財調査事業団調査員補を経て、2001年、鴻巣市入職。『鴻巣市史』の編さんに携わる。現在、埼玉県企画財政部市町村課派遣。
主な著作 「生出塚9号墳出土人物埴輪の再検討」『埴輪研究会誌』第13号、「関東地方出土の滑石製石鍋」『埼玉考古』第36号