A5判
96頁
1500円
ISBN978-4-7877-0940-0
東国大豪族の威勢・大室古墳群〔群馬〕
遺跡を学ぶ063

前原 豊/著

【目次】

第1章 開かれた奥津城
 1 上野地域の古墳群
 2 開口された奥津城
 3 英国外交官アーネスト・サトウの調査
 4 第二次調査

第2章 最初につくられた前二子古墳
 1 円筒埴輪の立ち並ぶ大古墳
 2 黄泉の国に通じる横穴式石室
 3 朝鮮半島とつながる副葬品
 4 石室はどのようにつくられたのか

第3章 豪族の栄華を語る中二子古墳
 1 大室古墳群最大の古墳
 2 三〇〇〇本の埴輪
 3 埴輪はどこでつくられたのか
 4 石室はどこに

第4章 巧みな石室づくりの後二子古墳
 1 広いテラスと小さい墳丘
 2 墓道のある横穴式石室
 3 葬られたのは女性
 4 円筒埴輪についた二つの動物像

第5章 埴輪が林立する小二子古墳
 1 特色ある平面形の小型前方後円墳
 2 後二子古墳と共通する墓前祭祀
 3 林立する形象埴輪群

第6章 上野地域の豪族
 1 大室古墳群と周辺遺跡
 2 大室古墳群をつくった豪族


六世紀、赤城山南麓に三代にわたって大型前方後円墳がつくられた。墳丘には埴輪が立ち並び、白石を敷き詰め赤く塗られた石室には多くの副葬品がおさめられた。小像のついた筒形器台は、朝鮮半島とのつながりを物語る。この大型古墳から東国豪族の勢力を追究する。

【著者紹介】

前原 豊(まえはら ゆたか)
1953年群馬県生まれ。国学院大学文学部史学科考古学専攻卒業
群馬県藤岡市教育委員会を経て1982年から群馬県前橋市教育委員会で埋蔵文化財保護行政、大室古墳群の発掘調査、保存整備などに携わる。現在、文化財保護課課長補佐。
主な著作 「長野県北佐久郡宮平遺跡出土の後期縄文土器」信濃第27巻第4号、「前期旧石器時代」『群馬県史 通史編1』群馬県、「群馬県山王廃寺出土塑像の造像技法と顔料について」『群馬県立歴史博物館紀要第26号』、「前二子古墳石室復元市民プロジェクト第1期を終えて」『考古学の窓2』