A5判
96頁
1500円
ISBN978-4-7877-1032-1
縄文の漆の里・下宅部遺跡
シリーズ「遺跡を学ぶ」062

千葉敏朗/著

【目次】

第1章 水の恵み
1 思いがけない発掘
2 水辺の遺跡

第2章 ぞくぞくと出土した木製品
1 縄文時代の作業場
2 適材適所─用材の妙
3 水辺の食料加工作業
4 丘陵から消えた植物

第3章 漆の里
1 縄文時代の「漆掻き」
2 漆工作業の道具
3 もう一つの漆の顔
4 漆塗りの弓と狩猟儀礼
5 集落はどこに

第4章 中世までつづく祈りの場
1 埋もれてゆく川
2 再び祭祀場として


東京都郊外、狭山丘陵の谷間から、縄文時代の水場の跡がみつかった。大量の木材とともに出土したのは、目にも鮮やかな朱の漆を塗った弓、杓子、匙などの美しい工芸品である。縄文人はどのようにして漆細工を極めたのか、漆の採取と巧みな使用法を明らかにする。

【著者紹介】

千葉敏朗(ちば・としろう)

1961年、北海道生まれ。明治大学文学部史学地理学科考古学専攻卒業。東京都東久留米市主任調査員を経て現在、東村山ふるさと歴史館学芸員。
主な著作 「下宅部遺跡における狩猟儀礼」『原始・古代日本の祭祀』(同成社)、「漆器製作のムラ─下宅部遺跡─」『縄文時代の考古学6 ものづくり』(同成社)