A5判
96頁
1500円
ISBN978-4-7877-0940-0
南国土佐から問う弥生時代像・田村遺跡
遺跡を学ぶ060

出原恵三/著

【目次】

第1章 黒潮の海に開けた地
 
第2章 田村弥生ムラの誕生
 1 朝鮮半島からの住居
 2 弥生初期の土器と石器
 3 クロスロードとしての田村遺跡
 
第3章 前期の大集落
 1 集中する住居と二重の環濠
 2 大陸系磨製石器の在地生産
 3 小さな水田と狩猟・漁撈
 4 常識を覆す弥生文化伝播の道すじ
 5 南四国独自の文化へ

第4章 南四国の拠点集落へ
 1 ふたたび集住化に向かう集落
 2 最盛期を迎える田村ムラ
 3 中部瀬戸内からのインパクト
 4 道具箱の変化
 5 青銅器ベルト地帯の形成
 
第5章 田村弥生ムラの終焉
 
第6章 田村遺跡と現代
 1 田村遺跡への関心と保存
 2 地域再生の文化資源


列島の長い歴史のなかで最大の変革期といわれる弥生時代。しかし、当時のムラの具体像は長い間、不明なままだった。それが南四国の高知平野で姿をあらわした。弥生文化の成立期から後期へと続く遺構・遺物は、これまでの通説を覆し、新たな弥生時代像を示している。


【著者紹介】

出原恵三(ではら・けいぞう)
1956年、高知県生まれ。奈良大学文学部卒業
現在、(財)高知県文化財団埋蔵文化財センター
主な著作 『弥生土器の様式と編年 四国編』(共著)木耳社、『街道の日本史 土佐と南街道』(共著)吉川弘文館、『日本の戦争遺跡』(共著)平凡社ほか