四六判上製
320頁
2300円
ISBN978-4-7877-0909-7
村上春樹と小阪修平の1968年


とよだもとゆき/著

【目次】

プロローグ
1  
叛乱の季節 六十年代後半
それぞれの「六十八年」
残務整理と彷徨の七十年代
都会の片隅の小戦闘史
中間総括のとき 八十年代
異界と暴力で分岐した九十年代
「正義」と「善意」の行きつく果て
2
全共闘運動の光と影
一人勝ちの「大きな物語」のなかで 全共闘世代のいま

エピローグ


すべてはあの時代から始まった──。
全共闘運動が最も盛り上がった1968年からすでに40年が経った。ノンセクトの「遅れてきた青年」であった著者が、同世代の作家・村上春樹と哲学者・小阪修平の作品、表現、生き方を通して、全共闘体験の光と影を抉る渾身の同時代評論。
村上春樹の初期三部作から2009年の講演「卵と壁」と『1Q84』まで、そして小阪修平の30年近くにわたる評論、生き方と向きあい、全共闘世代が抱え続けなければならない課題を問う。

【著者紹介】

とよだもとゆき
フリーランスで執筆・編集に従事。
著作に、深海遙名義『村上春樹の歌』ほか。