トゥレーヌ社会学と新しい社会運動理論

トゥレーヌ社会学と新しい社会運動理論

  • 濱西 栄司/著
  • A5判上製
  • 304頁
  • 3800円+税
  • ISBN 978-4-7877-1604-0
  • 2016発行
  • [ 在庫あり ]
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紹介文

〈トゥレーヌ社会学から、現代のグローバル運動を読み解く〉
トゥレーヌの理論の全体像と特徴、方法論、課題をまとめ、今日的な社会運動であるサミット・プロテストの事例分析を通して、社会運動理論のパラダイム・シフトを試みる。

目次

序章
第1部 トゥレーヌ(派)社会学とその応用
  第1章 行為主義の社会学理論
  第2章 理論にもとづく同時代の解釈と相対化
  第3章 日本の社会組織・運動への応用:試論

第2部 新しい社会運動理論へ向けて
  第4章 社会運動論の系譜と第三のアプローチ
  第5章 運動の特性と新しい説明理論(1)
  第6章 運動の特性と新しい説明理論(2)

結論

著者紹介

濱西 栄司(ハマニシ・エイジ)

1977年京都市生まれ。京都大学大学院文学研究科博士後期課程研究指導認定退学。京都大学博士(文学)。ノートルダム清心女子大学文学部准教授。専門領域:社会学理論、社会運動論、社会集団・組織論。主な著訳書 「サミット・プロテストの全体像とメカニズム」(野宮大志郎・西城戸誠編『サミット・プロテスト──グローバル化時代の社会運動』新泉社、2016年)、「後期トゥレーヌの脱近代化論──モダニティをめぐる諸理論と現代アジア」(田中紀行・吉田純編『モダニティの変容と公共圏』京都大学学術出版会、2014年)、「新しい社会的リスクと日本型ソーシャル・ガヴァナンス──社会的企業聞き取り調査の分析を中心に」(共生型経済推進フォーラム編『誰も切らない、分けない経済──時代を変える社会的企業』同時代社、2009年)、〔共訳〕フランソワ・デュベ『経験の社会学』(新泉社、2011年)、〔共訳〕フランソワ・デュベ『教えてデュベ先生、社会学はいったい何の役に立つのですか?』(新泉社、2014年)ほか。

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