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宗教システム/政治システム

正統性のパラドクス

  • 土方 透/編著
  • 272頁
  • 3200円+税
  • ISBN 978-4-7877-0316-3
  • 2004発行
  • [ 品切中 ]
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紹介文

世界各地で起きている原理主義運動や宗教セクトの活動は、多くの場で政治問題として語られている。はたして宗教は今でも社会を揺り動かす原理なのか。また政治は支配の正統性を有しているのか。ルーマンの『社会の宗教』『社会の政治』に依拠して、宗教と政治を論じる。

著者紹介

土方 透(ヒジカタ・トオル)

1956年生まれ。中央大学法学部法律学科卒、同大学院文学研究科社会学専攻修了。現在、聖学院大学政治経済学部教授。ハノーファー哲学研究所、ヴュルツブルク大学客員教授など歴任。社会学博士。
著書 Das positives Recht als soziales Phanomen, Berlin, 2013(Duncker & Humblot)、『法という現象─実定法の社会学的解明』(ミネルヴァ書房、2007年)、〔編著〕Riskante Strategien: Beitrage zur Soziologie des Risikos,(Hrsg. mit Armin)Springer Verlag, 1997.、『ルーマン─来るべき知』 (勁草書房、1990年)、『リスク─制御のパラドクス』(アルミン・ナセヒと共編、新泉社、2002年)、『宗教システム/政治システム─正統性のパラドクス』(新泉社、2004年)、『現代社会におけるポスト合理性の問題─マックス・ヴェーバーの遺したもの』(聖学院大学出版会、2012年)ほか