エコロジーのコミュニケーション

エコロジーのコミュニケーション

現代社会はエコロジーの危機に対応できるか?

  • ニクラス・ルーマン/著
  • 庄司 信/訳
  • 四六判上製
  • 336頁
  • 3000円+税
  • ISBN 978-4-7877-0708-6
  • 2007発行
  • [ 在庫あり ]
  • 書店サイトへ

紹介文

ルーマン社会学の基本図書。エコロジーの危機およびエコロジーに関する議論について、今日の社会システムと結びつけて論じた本書は、エコロジー問題と運動に対する社会システム理論からの優れた分析であるとともに、ルーマン社会学を理解するための格好の入門書である。

著者紹介

ニクラス・ルーマン(Niklas Luhmann)

1927-98年20世紀を代表する社会学者の一人。もっとも重要な功績は、新たなシステム理論を社会学理論に結びつけ、ひとつの社会理論を発展させたことにある。フライブルク大学で法律を学んだ後、ニーダーザクセン州の行政官として勤務。タルコット・パーソンズの社会学に徹底的に取り組むためハーバード大学へ留学。その後、ミュンスター大学で博士号、教授資格を1年で取得。1969年、新設されたビーレフェルト大学に教授として就任。1993年に定年退官。

庄司 信(ショウジ・マコト)

一九五八年、山形県生まれ。 一橋大学大学院社会学研究科博士課程中退。 ノースアジア大学准教授を経て、現在、日本赤十字秋田看護大学非常勤講師ほか。 専門分野/社会学理論、社会哲学訳書/ニクラス・ルーマン『エコロジーのコミュニケーション』(新泉社)、〔共訳〕『ニクラス・ルーマン講義録1 システム理論入門』『ニクラス・ルーマン講義録2 社会理論入門』(以上、新泉社)、E・ J・ホブズボーム『ナショナリズムの歴史と現在』(大月書店)ほか